除雪してもらってハウスの周りが広くなったのは嬉しいのですが、今度は天気が良すぎるのも困りもの。ハウス内の気温は35℃くらいなのに、水耕栽培の水槽の水温がなんと40〜50℃にまでなっていました。適温は15〜25℃くらいらしいので、これは生育に悪影響が出るレベルです。夏のハウス水耕栽培の水槽内の水温上昇を抑える工夫や貯水タンクの水温を上昇させない方法でも書いてきましたが、今回はさらに踏み込んで、メインの水槽自体をハウスの外に出すことにしました。
オーバーフロー式の排水・循環システムを組む
外に設置した水槽に、一定の水位まで溜まったらそこから排水されるオーバーフロー構造のフタを取り付け、排水ホースを延長していきます。ホースの中に水が入ったまま凍ってしまっていたハプニングもありましたが、友人にも手伝ってもらいながら接続を完了。水中ポンプの電源を入れて、実際に水がちゃんと循環してタンクまで届くか、同時に排水もできるかをテストしていきました。
排水されないトラブルの原因はゴミ受けの網
最初、なぜか排水がうまくいかず悩みました。ホースが長すぎるのかと思って切ってみたり、三角コーナー用の網が引っかかっているのかと疑ったり、いろいろ試したところ何とか流れるようにはなったのですが、しばらく様子を見ていると水面がじわじわ上がってきます。原因は、ゴミ受けの網がゴミをキャッチするうちに目詰まりして、排出量がどんどん減っていたことでした。このままだとまた水漏れしかねないので、ポンプをより弱い(半分くらいの水量になる)ものに交換して、流量を調整することにしました。
3つの水槽をつなげた循環の仕組み
最終的な構成としては、外のメインタンクから青いホースで水を送り出し、途中で2回分岐させて2つの栽培タンクに水を供給。1つ目のタンクは排水パーツからそのまま外のメインタンクに戻り、もう1つのタンクは一旦発泡スチロールの容器を経由し、そこに入れた別の水中ポンプでメインタンクに水を戻す、という形で3つの水槽が循環するようになっています。ここのところ組み立てに集中していて、撮影や編集が全然追いつかないくらい忙しくしていました。
一人での大玉トマト移植は時間との勝負
この日はついに、大きく育った大玉トマトをハウスに定植することにしました。一人でやるにはなかなか大変な作業で、途中で助っ人に来てもらい、時間との勝負で救出。無事に新しい水槽にセットできたら、茎キャッチャーを使って四方八方に枝を散らしていきます。あまり上に伸ばしすぎると、後々の葉っぱの剪定や管理が大変になるので、横に広げるように誘引しました。
水槽は天井から紐で吊るしていて、自在結びという結び方を使うことで、荷重がかかって傾いたときにも紐を締めたり緩めたりして水平を調整できるようにしています。全部で9箇所をこの結び方にして、なるべく水平が保てるようにしました。
これでオホーツク水耕栽培研究所も半分くらいは完成という感じです。次はもう3株くらい、同じような形で苗を植えて、この夏は大量に栽培していきたいと思います。


