2月、水耕栽培で育てていたミニトマトと大玉トマト(桃太郎ファイト)の苗を、いよいよビニールハウスへ移動することにしました。去年育てたミニトマトの脇芽から挿し木していた分はすでに実をつけ始めていて、「早く定植しないと家がえらいことになる」という、ちょっと切羽詰まった理由もあったんですよね。
液体肥料のEC値がおかしくなる
まずは水槽の準備から。16リットルの水に、A液・B液それぞれ80ccずつ、500倍に薄めて投入します。量るのが面倒だったのでワンプッシュで一定量が出る容器を使って手早く済ませたのですが、混ぜ方が甘かったのか、EC計で測るたびに1400→2100→3000→4000と数値がバラバラに動いてしまいました。狙いは1300マイクロシーメンス前後だったので、まったく安定しません。「大は小を兼ねる」ということで、多少濃くても気にせずこのまま進めることにしました。
苗を浮かべる発泡スチロール板には苗を差し込む穴を開ける必要があるのですが、たまたま手元にあったシリコンシーラントのノズル部分の太さがちょうどよく、押し込むだけできれいな穴が開いて驚きました。水は循環させていないただの水なので、金魚のブクブクと同じ要領でエアストーンで酸素を溶け込ませておきます。
根が絡まりながらも定植
ミニトマト2本、大玉トマト2本の計4本を取り出す際、根同士が絡まっていてブチブチと音を立てて切れてしまいました。「もしかしたらうまくいかないかも」と不安になりましたが、根は白くて綺麗な状態だったので、去年もこの状態から成功しているし大丈夫だろうと判断。友人から借りた苗クリップでパチンと固定し、紐で誘引しながら定植を済ませました。
ちなみに水槽側の水漏れも発覚。ポタポタ程度だったので放置するかどうか悩みましたが、結局補修することにして、防水テープのようなもので表と裏をしっかり処理しました。
廃油ストーブを初めて運用、いきなり壁にぶつかる
この日のハウス内は-6℃、外は-8℃、夜には-16℃、明け方には-19℃まで冷え込む予報でした。苗を4本もハウスに移してしまった以上、氷点下が続けば確実に枯れてしまいます。「死んだら死んだらしゃーない」くらいの覚悟で、この日から廃油ストーブ(エコ太郎)を初めて実運用することにしました。最低でもハウス内を5℃はキープしたいところです。
ところがこの廃油ストーブ、扱いが本当に難しい。油を全開にすると火力が強すぎるので絞るのですが、絞りすぎるといつの間にかポタポタと油の供給が止まってしまい、ハウス内の温度が一気に下がってしまうのです。実際、2時間放置しただけでストーブが止まり、ハウス内は-2℃まで逆戻り。慌てて火をつけ直す羽目になりました。
その後も一進一退が続きます。夕方4時45分ごろには最大20.6℃まで上がったものの、廃油の供給が途切れてガクンと下降し、5時半には2.7℃まで低下。つけ直して8℃まで戻したかと思えば、今度は絞りすぎて燃焼が半分程度に落ち込み、また調整が必要になる……という繰り返しでした。夜7時過ぎには外気温が-14.5℃まで下がる中、なんとか13.5℃を保てるところまで持ち込みました。
廃油ストーブの上でラーメンスープ
せっかくストーブがついているならと、豚骨と鶏ガラでラーメンスープを煮込むことに。廃油ストーブエコ太郎の公式サイトには「上で調理はしないでください」と明記されているそうですが、自己責任でやることにしました。実は前回煮込んだときは目を離した隙に焦がしてしまい、捨てようか迷っていたタイミングで娘が帰ってきて「パパのラーメン食べたい」と言われ、「ごめんよ」と謝った経緯があったので、今回はリベンジです。
夜8時40分、油の供給がまた止まりかけてハウス内が12.9℃まで下がるハプニングもありましたが、スープは吹きこぼれ寸前で無事回収。豚骨はいい感じに仕上がりました。
この日わかったのは、廃油ストーブは絞れば止まるし全開にすれば強すぎるしで、手動での微調整には限界があるということ。この経験がのちにタイマーモジュールと蠕動ポンプで給油を自動化する取り組みにつながっていきます。ちなみにこの後、ストーブをつけ忘れてトマトを全滅させてしまう事件も起きてしまうのですが、それはまた別の記事で書いています。


