湿度センサー、電磁弁、ミストで湿度を自動で管理する

自動化

ビニールハウス内の湿度を自動で管理するためには、湿度センサーを使用して、湿度を定期的に計測し、必要に応じて加湿または除湿の操作を行う制御システムが必要です。

私は湿度の自動制御を地下水ポンプ、湿度センサー、電磁弁、ミストノズルで完結させています。

以下は、ビニールハウス内の湿度を自動で管理するための基本的な手順です。どの部分に何が必要なのかも合わせて説明します。

湿度センサーの設置

ビニールハウス内に湿度センサーを設置します。湿度センサーは、ビニールハウス内の湿度を常に測定し、データを制御システムに送信します。

これは実際私が使用しているセンサーです。湿度が一定値まで低下するとメスプラグに通電が開始されます。逆に一定値まで湿度が上昇すると通電が停止します。

加湿モードと除湿モードを切り替えることができるので、逆の動作も可能です。

制御システムの設置

湿度センサーから送信されるデータを受信できるようにします。制御システムは、湿度センサーから受信したデータを解析し、ビニールハウス内の湿度が設定された範囲外になった場合は、自動的に加湿または除湿の操作を行います。

制御システムはモジュール等で自作できます。しかし上記のようなセンサーにはすでに制御システムが組み込まれています。ですのでわざわざ用意する必要はありません。

加湿または除湿装置の設置

ビニールハウス内の湿度を調整するために、加湿または除湿の装置を設置します。加湿装置は、湿度が低い場合に水蒸気を放出して湿度を上げ、除湿装置は、湿度が高い場合に水分を除去して湿度を下げます。制御システムは、湿度センサーから受信したデータに基づいて、加湿または除湿の装置を制御します。

この部分には必要なのはしっかりと水圧がかかった水道です。私は地下水をポンプで汲み上げたある程度水圧がある水源を使用しています。

そこへ電磁弁を直接取り付けます。電磁弁は通電時は内部の弁が解放されて通水します。また、通電が停止すると弁が閉じて止水状態となります。

先ほどの湿度センサーのメスプラグに電磁弁の電源を接続します。すると、湿度低下時に通電が開始され、通水が開始します。また湿度が上昇すると通電停止となり、止水します。

電磁弁の先には耐圧ホースが接続されています。耐圧ホースはビニールハウスの天井に張り巡らせた状態となっています。

またホースの各所にミストノズルを取り付けています。

つまり、湿度が低下、電磁弁が解放、ミスト噴霧、湿度上昇を自動的に繰り返します。

ドライミストで冷却

以上の手順を踏むことで、ビニールハウス内の湿度を自動で管理することができます。ただし、この方法は、制御システムの正確さや加湿または除湿装置の性能に依存するため、注意が必要です。

タイトルとURLをコピーしました