「水耕栽培のミニトマト、研修も兼ねて江別のトマトの森に行ってこい」と嫁さんが背中を押してくれたので、朝8時半に家を出発。北見から車で4時間半かけて江別まで行ってきました。一人で行くのも寂しいので、札幌からわざわざ駆けつけてくれた友人のてらくさんに付き合ってもらいました。
先に自分のハウスの様子も少し撮っておきました。大玉トマトが実り始めている一方、葉っぱを切りすぎてちょっと大変なことになっている株もあり、この状態を頭に入れたうえで見学に向かいます。温湿度センサーと二酸化炭素濃度計も一応持参しました。
「トマトの森」の規模に圧倒される
敷地が広く、目的のトマトのところまでたどり着くのにも一苦労でしたが、ビニールハウスの奥にたどり着くと、そこにあったのは1本の苗から年間2万個以上のミニトマトを実らせるという、規模がまったく違うトマトの木でした。入場無料というのも驚きです。
ハウスの構造もじっくり観察させてもらいました。単管と太めのワイヤーで枝を支え、二酸化炭素を発生させる設備、熱くなると自動でミストが出る仕組み、暑くなると自動で閉まる遮光カーテン(車庫のシャッターのようにコロコロと巻き上がる仕組み)、暖房用のダクトまで、環境を細かくコントロールする設備が一通り揃っていました。これはうちのハウスとはスケールが違うなと、終始「やべー」と言いながら見て回っていました。
育て方を聞いて衝撃を受けた話
管理されている方に、育て方についていろいろ質問させてもらいました。一番驚いたのが「脇芽は一切取っていない」ということ。脇芽は取った方が良いのかという記事も以前書いたくらい、自分は脇芽を摘むのが当たり前だと思っていたので、これは衝撃でした。
葉っぱについても、下の方がお客さんに当たったり通路が塞がったりするので下からちょきちょきと切る程度で、上の方は基本的に伸ばしっぱなしとのこと。うちでは光を通すためにかなり葉を切り込んでいたので、方針が真逆でした。
果房についても、土耕栽培だと1房に3〜4個くらいに摘果(実の数を減らす)することがあると聞いたことがあったのですが、ここでは5個も6個もなっているものをそのままにしているとのこと。展示用ということもあって、本当にギリギリまで収穫しないようにしているそうです。毎年2万個以上、これまでの最高記録も更新し続けているという話で、単純にすごいの一言でした。
正直なところ、なぜうちでは脇芽を全部摘んで葉もかなり切っているのに、ここまで差が出るのか、話を聞いただけではまだよくわかっていません。CO2濃度や湿度管理といった環境制御の総合力の差なのか、それとも脇芽を残すこと自体に何か理由があるのか。1本の苗から5000個以上収穫する方法についても以前書きましたが、実際に2万個超えを実現している現場を見た今、あの記事の内容とはまた違う角度から、もう一度自分なりに考え直してみたいと思っています。
併設のお土産も満喫
興味がありすぎてもう一周してしまうくらい、じっくり見学させてもらいました。最後は併設のお店でトマト味のポテトチップスやトマト&バジルの商品、トマトジュースを購入。ソフトクリームも食べて、すっかりこの施設のファンになってしまいました。次はいつ行けるかわかりませんが、また見学させてもらいたいです。


